こんな症状はありませんか？
手足が震えたり、動作が鈍くなって転びやすい方へ
中年以降になると、手足の震えや動作の鈍さなどの運動症状があらわれることがあり、なかにはパーキンソン病やパーキンソン症候群といった難病が原因の場合もあります。診断のためには、問診や神経学的な診察、必要に応じた採血や脳の画像検査を行います。
治療では、まず内服薬を使用することが多いですが、注射薬や外科的治療を検討することもありますので、患者様それぞれに合った方法をご提案いたします。
繰り返す頭痛にお悩みの方へ
頭痛は非常に一般的な症状で、一生のうちに一度も頭痛を経験しない人はほとんどいないほどです。なかでも、しつこく繰り返し起こる一次性頭痛（片頭痛や緊張型頭痛など）と、突然の症状に呂律が回らない、意識障害、発熱などを伴う危険な二次性頭痛（脳出血、くも膜下出血、髄膜炎など）に大きく分けられます。
当院では、まず頭痛の原因をしっかりと見極めたうえで、一次性頭痛であれば継続的な治療や日常生活のアドバイスを行っています。命に関わる可能性がある場合は、迅速に救急病院をご紹介いたしますので、頭痛の種類がわからず不安なときは遠慮なくご相談ください。
物忘れがひどくなったり、物忘れが急に始まった方へ
年齢とともに物忘れが増えることは自然な面もありますが、なかには病気が関係していることもあります。直近の出来事が思い出せない、性格が変わった、誰もいないのに人や虫が見える（幻覚がある）、さらに体の動きが悪くなるなどが合わさる場合は、認知症などの疾患が疑われます。
症状の進み方はゆっくりの場合もあれば突然のケースもありますので、問診や神経診察、血液検査、脳画像検査などを行い、原因を探ります。
外来受診の際は、ご本人だけでなく普段の様子をよく把握しているご家族の方にもお話をうかがうことで、正確な診断につなげることができます。
手足や顔、体のしびれにお困りの方へ
手足や顔などに、ビリビリ、ジンジンとしたしびれを感じる方は多くいらっしゃいます。しびれの原因は、脳や脊髄、末梢神経などさまざまです。問診と神経学的な診察、血液検査、末梢神経電導検査、MRI検査などを組み合わせることで、しびれの起きている部位や原因を探り、診断につなげていきます。
原因不明で診断が難しい病気もあるため、必要に応じて連携病院と協力しながら治療方針を決める場合もあります。
立ちくらみや意識を失ったことがある方へ
立ちくらみや失神は、自律神経の乱れや脳への血流低下、不整脈など、さまざまな臓器のトラブルが原因となって起こることがあります。転倒や事故の危険もあるため、速やかに検査をして危険な病気の可能性を排除することが大切です。
当院では、血液検査や心電図、脳波、起立試験などを行い、必要に応じて提携先の大学病院とも協力しながら原因を明らかにしていきます。
体がガタガタ震えて意識がなくなったり、泡を吹いたりしたことはありますか？
痙攣発作は、脳からの指令が一時的に乱れることで起こり、体が激しく震えたり、意識がなくなったり、口から泡が出たりすることがあります。強いストレスや高熱、脳の病気がきっかけになる場合もあり、初めて起きた発作や何度も繰り返す発作があるときは、すぐに高度医療機関を受診する必要があります。
発作が落ち着いた後は、当院にて薬の処方や調整を行いながら、症状が安定するようサポートいたします。
半身が動かない、感覚がない、言葉が出にくいなどの症状が出た方へ
脳梗塞は、脳の血管が詰まって血液が届かなくなることで脳細胞がダメージを受ける病気です。片側の手足が動かしにくくなったり、呂律が回らず言葉が出づらいなど、突然の症状が代表的です。脳梗塞は「時間との勝負」と言われるほど、早期の治療が重要になりますので、迷ったときはすぐに救急車を呼ぶか、当院へご相談ください。診察の結果、脳梗塞や脳出血などの恐れがある場合は、速やかに高度医療機関へご案内いたします。
また、高血圧や糖尿病、喫煙などのリスク管理は脳梗塞の予防と再発防止に欠かせません。当院では生活習慣病の管理や適切な内服治療を通じて、脳梗塞を起こす前も起こした後も継続的にサポートいたします。
瞼や顔の半分がピクピクする
顔の半分や目元などがピクピクと痙攣する症状（片則顔面痙攣・眼瞼痙攣）にお悩みの方がいらっしゃいます。原因は多岐にわたりますが、脳に問題がないかどうか、MRI画像検査や脳波などで調べます。
結果異常がなければ、多くの場合は内服加療やボツリヌス療法を行います。攣縮している筋肉に注射することで、痙攣と緊張を改善させます。個人差はありますが、通常1回の施注で1-2週間薬の効果が一番強く出て、約3〜４ヶ月効果が持続します。
注射の副作用は、目が閉じにくい/開けにくい、涙が止まらないなどの症状が一定期間出るなどの副作用が出ることがあります。副作用とのバランスを見ながら患者さんに合わせた薬の量を適宜調整していきます。
上記の内容はあくまで一般的なご説明です。
実際の診断・治療は、患者さんそれぞれの状態に合わせて異なりますので、詳しくは当クリニックにて医師にご相談ください。